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何これ...? / Mitä tapahtu ...?

12月1日土曜日 朝10時30分 同僚JanとRichardが車で迎えにきました。1泊2日で遊びに行くということしか知らされておらず、"歯ブラシ以外何もいらないから(笑)"とのこと。ほほ~、どこかコテージにでも行くのかなぁ~と思っていました^^

車で10分走り、元同僚Päiviをピックアップ。そして、また20分くらい走って、今度は同僚のHenriをpick up。そこから30分もはしったでしょうか、何やら田舎道へ入って行き、そのまま森の中へ。そして、細い道の分岐点で車が止まり降ろされ、地図とコンパスを渡され、"ここからこの地図のチェックポイント1へ行って。行けば分かるから。じゃね~"と言って、車は去って行ってしまいました。 "・・・はっ?!" おいおいそりゃないだろー。いったいここはどこ? とりあえず、地図に目をやり、現在地とチェックポイント1を確認し、コンパスを地図上に置きました。が、コンパスってどーやってつかうの・・・? アナログコンパスには何やら数字がいっぱい書いてあります。これで縮尺から距離を計算するんだろーなー・・・。とブツブツ言いながら、とりあえず方角だけ確かめ、いざ森へ。
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森の中は、恐ろしいほど静かでした。さらに風の音が・・・妙に怖い。真っ白に広がった雪の上には、何やら動物の足跡しかありません。そして、自分を信じてどのくらい歩いたのでしょうか、ちょっとした高台に着きました。"この辺だよなぁ~・・・"と、ブツブツ言っていると、人影が"ゲッ!!"、思わずビビッて声を出してしまいました(汗)。そこには、JuhiとJukkaが待っていました。ビックサプライズです^^ とりあえず、ビールとサンドイッチをもらい談笑していると、"さて、じゃやろうか"と、juhiが指差した方向にあったのが、マウンテンバイク。

チェックポイント1 : マウンテンバイクでダウン&アップヒルを2分以内に完走する

"ゲ~、ムリッしょ。こんな雪の中じゃー"というわたしの声など聞いていません(笑)。"さー、行くよ。スタート"と、始まっちゃいました。

結果 : 2分15秒 ・・・不合格 

とは言え、もう走れません、というか、ゼーゼー言ってまともに話すらできません(笑)。そして、ナップサックからでてきたのは、またもや地図。"はい、じゃー次はチェックポイント2ね。ここ。OK? それからこのマウンテンバイクで行ってね"・・・だそうです**)
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そこからマウンテンバイクで森を走り、出発地点まで戻りました。そして、チェックポイント2を目指し走ります。と、10分くらい走り地図を確認すると、またもやチャックポイントは森の中。"マジかよ。このチャリどーしよー・・・"。仕方がないので、バイクを担ぎ森の中へ。もし誰かが見ていたらとっても奇妙な光景だったことでしょう。東洋人がマウンテンバイクで走ってきたかと思えば、突然道の真ん中で止まり、バイクを担ぎ森に消えていったのですから(笑)。今回は、ちょっと迷ってしまいました。仕方ないので、役に立たない地図とコンパスを出し位置確認。でも、よくこんな写真を撮っていたなと驚きましたね。ぜんぜん撮られているの知りませんでした^^
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どうやらひとつ隣の丘というか高台らしいことが分かり、さらにバイクを担いだまま奥へと行きました。すると、LeenaとHeidiがマッカラを焼いて待っていました^^ どうやらここがチェックポイント2らしい。

チェックポイント2 : フィンランド式竹馬(木でできています)で約5m歩く

これならできそーです^^ と、思いきや意外と難しい。木でできた竹馬は重く、さらに足場が小さい。日本では棒は体の前に位置し歩きますが、フィンランドでは棒を両脇で抱え体の外側に位置し松葉杖のようにして歩きます。
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結果 : (何とか)OK

JuhiとJukkaも合流し、みんなでマッカラとジュースでワイワイガヤガヤ。と、Heidiが笑顔で地図をバックから出してきました。もちろん、地図には③のマークが(笑)。また、来た道をバイクを抱えて下って行き、チェックポイント3を目指し走りました。

チェックポイント3は、見渡しのいいフィールドの端っこで簡単に行くことができました。そこでは、SenjaとLiisaがライフルを持って待っていました。

チェックポイント3 : ムース(ヘラジカ)ハンティング

森の中にムースの顔がプリントされた3枚の写真があり、エアーライフルで的を撃つということでした。ちょうど今、ハンティングシーズンでハンターたちがこの森にも来ているそうです。危ないからとボート用の救命ベスト(しかも子供用)を着用。これは楽しかった^^ 
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ずいぶん人数も増えてきました。これで終わりかなぁ~と思っていたら、まだでした。またもやバックから地図が(笑)。次のチェックポイントへ向け、マウンテンバイクで走ります。救命ベストをつけたまま(笑)。
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今度は、またもや森の入り口。HenriとRichardが森の中で潜んでいました。

チェックポイント4 : フィンランドナイフで小枝からバターナイフを作る(制限時間20分くらい)

フィンランド人は、子供のころからナイフを使うそうです。たいていの男性は、自分用に数本持っているそうです。親からもらったり、プレゼントされたり。とりあえず、与えられたフィンランドナイフと小枝を使い、作り始めました。簡単なようで難しい。何とか時間内に形にし、みんなのOKサインをもらって終了です。
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すると、また地図が。まだあるの~・・・。また、バイクに乗って走ります。すると、煙が見えてきました。"何だ。地図を見るまでもないじゃん"とばかりに、道端にバイクを乗り捨て、森に入っていくと、2人の方が焚き火をしていました。近づいていくと、何やら変な格好をし、顔もすすだらけ、だまーってこっちを見ていました。思わず"やばっ、何か変な人?"と、後ずさりをしてしまいました。と、ビビッたわたしに話しかけてきたのは、JanとPäivi。彼らの格好ときたら、もう大笑いです!合流した同僚たちも大爆笑^^
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チェックポイント5 : 木のてっぺんにあるククサ(白樺で作ったマグカップ)を登って取る

Janが草むらに隠してあった木登り用ツール(足に付ける金具と安全ベスト)を出してきて、わたしの体に装着。ククサは5~6mの高さにある細ーい枝に吊るしてありました。信頼できないヘンテコリンなツールを意を決して信じて登りました。登っているときは、かなり集中していたので気づきませんでしたが、ククサを取り辺りを見回すと、マジで高い(汗)。
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地上に降りると、"これが最後のチェックポイントね。"と、また地図を手渡されました。

最終チェックポイント6 : ここは、今夜泊まるモッキ(コテージ)でした^^

モッキの前でTomが待っていて、みんなで集合写真を撮り、夕食の準備に取り掛かりました。総勢12人。みんなで夕食を作り、その後、2チームに別れ外でチーム対抗マウンテンバイク&竹馬リレーを雪の中やりました。負けチームは、湖に飛び込むという罰ゲーム付き(笑)。この時、雪、外気温マイナス5℃。女性はモッキのサウナ、男性は湖の前に建てられているスモークサウナに入り、みんな(男性のみ^^)で湖へジャッポーン。サウナの後は、モッキで朝まで音楽ガンガン、飲んで踊って騒ぎました^^
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次の朝、髪の毛を爆発させ、ムクムク顔のみんなでしたが、一緒に朝食を作り食べました。そして、12時にはきっちり掃除をし帰路へ。

こんなサプライズは生まれて初めてでした。まったく知りませんでしたが、この日のために、何度もメールやミーティングをし計画を立てていたそうです。いやー、うれしかった^^ 本当にありがとう!
by mashiz_t | 2007-12-06 06:35 |


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