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ラップランドのたび / Kirpisjärvi - Tromsø

<Kirpisjärvi - Tromsø>

朝食を取りながら今日の予定を妻と話した。Tromsøまでは半日もあれば行けるだろう。ということで、わたしが気になっていた路上にあった露店へ行くことにした。どうしてもトナカイの毛皮が欲しかったからだ。道と草原以外なーんにもないただの田舎道の途中に例の露店がポツンとあった。そこには、トナカイの毛皮や角、トナカイの皮から作った靴やバックなどが並んでいた。我々が居るのに気付いたのか、露店の裏にある小さな家からおじさんが現れた。おもむろに妻がフィンランド語で話しかけると少々ビックリした様子。続いてわたしやカイジュウ君が質問を続ける。おじさんは、サーメ人でトナカイの放牧で生計を立てているそうだ。さらにここに並んでいるgoodsは皆、おじさんのトナカイだそうだ。悩んだ末、毛皮を購入した。すると、トナカイの角をおまけだといってくれた。名刺もくれた。なんだか気に入られたようだ^^
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国境を越える前にガソリンを満タンにした。同僚にノルウェーは物価が高いからできる限りフィンランドサイドで買い物を済ませた方がいいと言われたからだ。しかし、1.45EUR/1L は高い**)
国境を越えると風景が一変した。そう、いつの間にか山間部をドライブしていた。フィンランドには無い峠道をひたすら走る。山と言っても、木がたくさん生えている訳ではなく、何と言うか断崖絶壁と言った方があっている感じだ。天気も悪く雲で頂上が見えない。そんなこんなで約1時間は走っただろうか、突然目の前に真っ青な湖が広がった。思わず"うわ~"と声をあげてしまうほど、真っ青だった。国境を過ぎて最初の町に着いた。ガソリンスタンドを過ぎその真っ青な湖の湖畔で車を止めた。ふと、先ほど過ぎたガソリンスタンドを思い出す。なぜか価格が気になったからだ。"え~っと、あれっ、リッター1ユーロしないじゃん!"・・・ガソリンはノルウェーの方が安かった(汗)。 気を取り直し、地図を広げ現在地を確認する。と、湖かと思ったこの場所は、なんと北極海。海水は、きれいに透き通っていて青くない。しかし、なぜこれほどまでに青く見えるのか!その青さをうまく写真で伝えられないのがとても残念。
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海岸でバーデルマを発見。思わず口にする。美味しい^^
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Tromsoを目指し出発する。今度は、山の谷間を走る。ここはもう、フィヨルド地帯だ。山のようで山でない、狭い谷間に広がる牧草地帯、小さなカラフルな家々、村。そして、放牧されている羊たち。同じ北欧、さらにラップランドなのにまったく違うフィンランドとノルウェー。変わりやすい天気が続く。雨が降ったり、霧に囲まれたり、そうかと思えばまぶしくてサングラスをかけるほどの日差し。そして、山を抜けると突然広がる青い海。道端の羊たち。もう楽しくてたまらない^^
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Tromsoは海に浮かぶ島が中心となった大きな町だった。とりあえず空港近くに予約したホテルを目指す。目の前には大きなショッピングセンターがあった。雨が降っていたし、ちょっと疲れていたのでショッピングセンターで食事を済ましさっさと就寝。明日に備えることにした。と、その前にソフトクリームを食べることにした。すると、バニラソフトクリームにチョコレートパウダーをまぶし、紙皿の上に、ドン。ところ変われば食べ方も違うのですねェ~^^
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明日は、Tromsø市内観光といよいよHonningsvågまでの船のたびが始まります。
by mashiz_t | 2007-10-06 04:11 |


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